とうふメモ

とうふたちに囲まれて生活しています。日々の備忘録です。

兄の発達障害を受け入れるまでのこと

こんにちは。tofu_sanといいます。2児(兄弟)の母です。

兄の方がADHDという発達障害を持っています。

兄の発達障害の疑い、診断されてから現在まで、辛いこと、嬉しかったこと、試行錯誤、葛藤など・・・色んな事がありましたが、兄が小学5年生になった現在は、将来への不安はあるものの毎日穏やかに過ごす事ができています。

 

これまでの山あり谷ありの日々を自分自身が忘れてしまわない為に、兄の発達障害に関することを備忘録として記録しようと思います。

 

発達障害は、同じADHDでもお子さんによって症状が全く違うのでお役にたつかは分かりませんが、私たちの経験が少しでも誰かの心を楽にすることが出来れば嬉しいです。

発達障害を疑いはじめたきっかけ

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兄が「発達障害かも?」という疑惑を持たれたのは2歳の頃でした。保健センターでの健診時に「何か気になる事はありますか?」と聞かれて「少し落ち着きが無いかも。」と答えたところ、別室へ誘導され、いくつか検査をして、「この子はおかしい」と言われたのが始まりでした。

 

言われた当初は「こちらから落ち着きが無いと言わなければ気にとめていなかったくせに、この子はおかしいだなんて失礼な!」と、全く受け入れることはできませんでした。兄は言葉が出るのも早かったし、3歳で既にひらがなも読めていたし。

 ただ、他人に興味がない、じっとできない、順番を待てない・・・だけ。でも、男の子なんてこんなもんじゃないの?と思っていました。

 

上手くいかなかった集団生活

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幼稚園は私立の幼稚園に入園しました。「自由にのびのびと!」というよりは、しつけを重んじ、「きちんとした子」が喜ばれるような幼稚園でした。

まだ年少さんの頃はよかった(というか先生がうまくフォローしてくれていた)のですが、年中さんになって他のお子さんたちとの差がはっきりしてきました。

でも、担任の先生と相談して、色々試しました。とにかく頑張りました。頑張らせました。

 

自分で朝の用意が出来ず、兄の荷物が教室のあちこちに落ちているのに対しては・・・

①朝の準備の時間に教室の外から声をかける
 →そもそも何をすればいいのかわかってないようで、うろうろしているうちに他の事に気をとられる。ただただ「兄くんのお母さん、教室の外で叫んでるけど・・・?」という状態。

②朝の準備の手順を書いたスタンプカードを作って自分でできたらスタンプGET

 →最初の1週間で飽きてしまう。 

 

その他にも教室から脱走したり、パニックになったり。発表会の練習に参加したがらなかった時は先生に曲を録音してもらって家で特訓したり色々頑張らせました。

 

こんなに一生懸命やってるのになんでだろう、もうこれは受け入れないといけないんだろうと悩みに悩んで、年長さんに進級する直前に精神科を受診し、検査の結果ADHDだという診断を受けました。

 

診断結果を聞いた時は何故かほっとしました。

「ああ、これでもう無理しなくていいんだ。無理させなくていいんだ。」と思ったのだと思います。「普通の子」でいるために、私たちはかなり無理をしていました。

この頃が一番辛かった。

 

長くなってしまったのでこのへんで。

次回は「兄の発達障害を受け入れた時に考えたこと」を書きたいと思います。